売却するのが難しい不動産があるって本当ですか?
岡山市で使用予定のない不動産を相続された方や、今後相続を予定されている方から、「本当に手放せるのだろうか」「もし手放せなかったらどうしよう」といったご相談をいただくことが増えています。
使わない不動産を所有し続けると、固定資産税や管理費などの維持費用が発生するため、手放すことを検討される方も多いですが、実際に岡山市でも売却が難しい不動産が存在するのは事実です。
たとえば、建たとえば、建物を建てるのが難しい形状の土地や、市街化調整区域にある不動産がこれに該当します。
この記事では、岡山市で売却が難しい不動産の特徴と、それに対する具体的な対処法について解説します。
売却が難しい不動産の特徴
1. 不整形地
不整形地とは、三角形・L字型・台形などの不規則な形をした土地のことです。
岡山市内でも古くからある住宅地や路地裏などで不整形地が見られます。
<デメリット>
建物の設計が難しく、敷地を有効に使えない。
同じ面積でも整形地より価格が低くなる傾向がある。
岡山市では、古い町並みの再開発や区画整理が進められていますが、
不整形地は整地されずにそのまま残っているケースも少なくありません。
2. がけ地や急傾斜地
がけ地や急傾斜地は、建物の建築が制限される土地です。
岡山市内の山間部や丘陵地では、擁壁が必要な土地や法面(のりめん)が存在します。
<デメリット>
建築不可のケースがあり、活用方法が限られる。
造成や擁壁工事に多額の費用がかかる。
特に岡山市北区や南区の一部では、高台の住宅地でがけ地が目立つエリアが存在します。
3. 前面道路の幅が狭い土地
岡山市には狭い路地や細い道に面した住宅地が残っています。
建築基準法では「幅員4m以上の道路に2m以上接していないと建築不可」という規定がありますが、これを満たさない土地も存在します。
<デメリット>
セットバックが必要で、敷地面積が実質的に狭くなる。
車両の出入りが困難になり、買い手がつきにくい。
岡山市の一部では、狭い前面道路に接する土地が再建築不可となり、
売却に苦労される方も多いです。
4. 極端に広い・狭い土地
岡山市内でも、農地や山林として残る広大な土地がある一方で、
極端に狭い土地(旗竿地など)も点在しています。
<デメリット>
広すぎる土地は分筆が必要で、分割売却が求められることもある。
狭すぎる土地は住宅を建てるにも制限が多く、利用方法が限られる。
5. 市街化調整区域の土地
市街化調整区域とは、市街化を抑制するための区域です。
規制により建築物の建築が制限されているため、基本的に市街化調整区域内の土地には建物を建てることができません。需要が極端に低いため、価格も低くなり、一般的に売却が難しい不動産だと言えます。
<デメリット>
建物の新築が原則不可。
需要が低く、土地の価格も安くなる傾向。
6. 周辺環境に問題がある土地
線路沿い・工場地帯・墓地隣接など、環境面で敬遠される土地も存在します。
<デメリット>
生活環境が悪いと買い手がつきにくい。
近隣施設による騒音や悪臭などが影響することも。
売却が難しい不動産への対応策
1. 価格設定を工夫する
相場をしっかり調べ、現実的な価格で売り出すことが重要です。
価格を適正に設定することで買い手が見つかるケースもあります。
2. 他の用途を検討する
住宅地以外にも、駐車場・倉庫用地・太陽光発電用地などで活用する方法もあります。
農地や空き地を太陽光発電用地として売却する動きが増えています。
3. 専門の不動産会社に相談する
岡山市で不動産を売却する際は、地元に強い不動産会社に相談することをおすすめします。
地域に精通した不動産会社なら、売却が難しい物件にも柔軟に対応してくれます。
まとめ – 岡山市で不動産売却に困ったら
岡山市では、不整形地や市街化調整区域内の土地など、売却が難しい不動産が存在します。
ただし、価格設定や用途の工夫、専門家のサポートがあれば、売却できる可能性は十分にあります。
「売れない」と決めつけず、まずは前向きに相談してみましょう。
岡山市で不動産売却に関するご相談は、実績豊富なカスケ不動産にお任せください!
どんなことでもお気軽にお問い合わせください
☎︎0120-677-588